成人向けコンテンツに比較的寛容なTwitterですが、ここのところ規制を強化している動きがあります。
2020年にはTwitter利用規約とプライバシーポリシーが変更されますし、今後のTwitterアダルトアフィリエイトはどうなっていくのか見ていきましょう。
Twitterはアダルト禁止?
2019年11月に施行された「センシティブな画像/動画に関するポリシー」には以下のような文言があります。
ライブ放送、プロフィール画像、またはヘッダー画像として、過度にグロテスク、暴力的、または成人向けコンテンツを含む画像/動画を投稿することはできません。強姦及び性的暴行を含む画像/動画も許可されていません。
成人向けコンテンツ、要はアダルト系コンテンツをプロフィール画像やヘッダー画像に設定する事は禁止されています。
ここを知らずに、プロフィールにエロ画像を設定しているアフィリエイターは次々とアカウントが凍結してゆき「ツイッターはアダルト禁止!」なんて勝手な事を言い出しています。それはアダルトに限らず、ルールを違反しているのだから凍結は当然の事です。
ただし、同ポリシーには以下のような記載もあります。
画像/動画をセンシティブな内容として設定することを条件として、写実的な暴力描写や、合意のもとに製作された成人向けコンテンツはツイートで共有可能です。
センシティブな内容として設定する事を条件として、アダルトコンテンツのツイートは可能です。これも2019年11月に変更されたポリシーに含まれています。
したがって、今まで真っ当に運営してきたアダルト系アカウントであっても、今後はセンシティブな内容として設定する事が必要になりますし、設定していないと凍結リスクがグッと上がる事でしょう。
成人向けコンテンツの定義とは?
同ポリシー内に以下のような記載があります。
成人向けコンテンツとは、合意のもとで製作され配信された、ポルノをはじめとする性的興奮の喚起を目的としたあらゆる画像/動画をいいます。例としては以下の場面を描写したものが挙げられますが、これらに限定されません。
- 全裸または半裸(性器、臀部、または胸部を拡大したものを含みますが、授乳に関連するコンテンツは除外されます)
- 性行為をしているように見せること
- 性交などの性的行為全般 – 人間または人間的な特徴を持った動物が登場する、漫画/アニメまたはアダルト漫画/アニメも該当します。
性的興奮を目的としたあらゆる画像/動画が成人向けコンテンツです。
ですので、水着や露出の多い服なども性的興奮が目的であれば成人向けコンテンツです。日本でいう18禁ルールみたいな定義ではないので1つ注意が必要です。
「また性行為をしているように見せること」や「漫画/アニメも該当します」といった所も理解しておいた方が良いでしょう。
Twitterに許可されてないアダルトジャンル
Twitterではいかなる理由でもツイート出来ない禁止ジャンルがあります。
強姦及び性的暴行に関するコンテンツとは、実際の行為かそれを装ったものかは問わず、性的行為に関連する暴力を描写するあらゆる画像/動画をいいます。
Twitterでは、強姦や、性的行為に関連する合意のない暴力の常態化を防ぐために、強姦及び性的暴行に関するコンテンツを禁じています。
このため、Twitterで強姦及び性的暴行ならびにグロテスクな内容を描写した画像や動画を共有することはできません。
このような記載がある為、例え作品であっても「レイプ系」「盗撮系」などのジャンルは長期的な運用をする事は難しいです。
合意のない裸体の描写に関するポリシー
本人の同意を得ずに撮影または配布された、私的な画像や動画の投稿や共有は禁じられています。
こちらも2019年11月に変更されたアダルトに関するポリシーです。
リベンジポルノとも呼ばれ、深刻な問題に発展するケースが多い為、Twitterではかなり厳しくチェックしているようです。
同ポリシー内には下記のような記載があります。
合意なく共有された露骨な画像や動画の投稿や共有を禁じています。
このポリシーに違反しているコンテンツの種類の例として以下が挙げられますが、これらに限定されません。
- 全裸、セミヌード、性行為などを隠しカメラで撮影したコンテンツ
- 隠し撮りまたは盗撮 – その人の性器、臀部、または胸部が見えるように、人の臀部、スカート/ドレスや衣服の中を撮影した写真または動画
- 個人の顔を別の個人の裸体の上に重ね合わせた、または別の方法でデジタル処理した画像または動画
- 公開されることを意図せず、私的な状況で撮影された画像や動画
- 私的な画像や動画と引き換えに見返りや金銭を要求するコンテンツ
繰り返しになりますが、盗撮系ジャンルは難しいです。
また昔で言う、アイコラ系も難しいでしょう。
今回変更された「私的な画像や動画と引き換えに見返りや金銭を要求するコンテンツ」に関しては色々解釈があると思います。
ここまではセーフ、ここまではアウトと1つずつ検証していくしかないと思っていますし、それには1人では大変なのでコミュニティなどの数の利を活かして把握していくのが効率が良いですよね。
児童の性的搾取に関するポリシー
Twitterでは、児童の性的搾取に該当するコンテンツやこれを助長する行為を一切禁止しており、非常に深刻なTwitterルール違反とみなします。これには画像/動画、テキスト、イラスト、コンピューターで作成した画像が含まれます。児童の性的搾取内容を観覧すること、あるいはそのような内容を共有したりリンクを貼ることは、その意図にかかわらず、描写された児童の再犠牲者化につながります。児童の性的搾取を助長または賛美することで児童をさらに犠牲化しうるコンテンツも同様です。このポリシーの解釈において、未成年者とは18歳未満の者をいいます。
Twitterは昔から未成年コンテンツにはかなり厳しいです。
未成年を連想させるキーワード、未成年トラブルになる可能性のあるキーワードなど、画像や動画以外にも表現・想像など行為そのものを取り締まる傾向があります。
「深刻なルール違反」「いかなる形においても」とツイッター側の本気の姿勢を感じられます。日本でも法律違反ですし、実際に逮捕されているケースを何度も見てきていますので、このジャンルには絶対触れない方が良いです。
しっかりと認識と理解をしたうえで取り組まないとリスクしかないのがアダルトアフィリエイトです。
アダルトアカウントがうまく育てられない理由
以上の事がTwitterルールで記載されており、アダルトに関する変更されたポリシーです。
アカウント凍結の対象となるアフィリエイターは必然だと考えていますし、これらを理解せず「アダルトは禁止」と判断するのはあまりにも軽率です。なぜうまく行かなかったのか考え、追究し次に活かしていくべきです。
他にも色々と抑えるべきポイントはありますが、今回はアダルトに関係するポリシーを解説させて頂きました。
これらを理解しているだけでも凍結率はかなり変わってくると思うので、よろしければ参考にしてみて下さい。
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